田んぼ学校
4月5月6月7月8月9月10月
田んぼの準備
  苗を植える前にまずやらなければならない、田んぼの準備。
1.田おこし
栄養に富んだゆたかな土を作るため、たい肥や肥料を、耕す前の田んぼにまきます。
そうしてからトラクターを用いて、冬の間ねむっていた土を掘りおこし、まいた肥料を土に混ぜこんで、酸素をたっぷり吸わせます。
たい肥は土の中で分解され、バクテリアの働きを活発にし、土をやわらかくします。


2.しろかき
たがやした田んぼに水を引き入れ、トラクターでよく混ぜて鏡のように平らにするのがしろかきです。
しろかきをすることによって、田んぼの深さも均一になり、肥料もまんべんなく混ざり、そして田植えがしやすくなります。
また、水はけも良くなり、稲がむらなく成長できる条件がととのうのです。
田植え
  いよいよ田植えです。
1.田植え
およそ12cmほどに育った苗を、田んぼへ植えつけます。1株につき5、6本ほどの苗のまとまりを、泥の中へ差し込みます。
植えた苗が新しい根を伸ばし、田んぼへしっかり根付くには、田植えをしてからだいたい1週間ほどかかります。
しっかりと根付くまでの間、苗がたおれたり寒さに負けたりしないよう、水は深めに保ち、苗の成長を助けてあげます。