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『宮中 季節のお料理』より

第17回 皇后陛下(上皇后陛下)誕生日のお料理
令和8年10月15日
 上皇・上皇后両陛下のご成婚60年を記念して、平成31年に出版された書籍『天皇・皇后両陛下ご成婚60年記念 宮中 季節のお料理』は、宮内庁の監修により、『皇室』編集部が編集を担当、宮中に伝わる四季折々のお料理や各種宮中行事に供されるお料理を初公開した画期的な一冊です。本書に掲載された、宮内庁大膳課(だいぜんか)による、王朝時代を彷彿させる古式ゆかしい儀式料理や、季節感あふれる美しい節句料理など、貴重な写真のなかからダイジェストで紹介していきます。

書籍については→https://www.fusosha.co.jp/books/detail/9784594081775


10月20日 宮殿「石橋の間」にて
皇后陛下(上皇后陛下)誕生日祝賀|祝宴料理


 皇后陛下(上皇后陛下)のお誕生日、昼頃には宮殿「梅の間」において、内閣総理大臣、衆・参両院議長、最高裁判所長官などおよそ60名を招いて「祝賀」をお受けになります。これに続いて、出席者には宮殿「石橋(しゃっきょう)の間」で賜饌が供されます。
 賜饌として供される祝宴料理の献立は毎年同じです。出席者の多くは、取肴(とりざかな)などお料理は折詰めにし、盃や御紋饅(ごもんまん)の菓子折とともに持ち帰ります。


10月20日 ご夕餐 御所にて
皇后陛下(上皇后陛下)誕生日|御祝御膳(おいわいごぜん)


 皇后陛下(上皇后陛下)のお誕生日のご夕餐は、両陛下は御所に皇太子・同妃両殿下(天皇・皇后両陛下)、秋篠宮・同妃両殿下、黒田様ご夫妻をお招きしての「御祝御膳」です。
 御膳の献立は毎年変わります。「小戴(こいただき)」と呼ばれる丸い小さな餅と温酒(清酒)も出されます。小戴に塩味の小豆餡を少量のせ、硯蓋(すずりぶた)に盛り重ねたものを両陛下にご覧に入れます。お召し上がり用には、焼いて甘辛い醤油にからめた小戴が出されます。

前回はこちら→https://www.nihonbunka.or.jp/column/koushitsu/detail/100806




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