皇室WEB
令和7年12月9日、皇后陛下が62歳のお誕生日を迎えられ、宮内庁からお誕生日をお迎えになってのご感想とご近影が発表されました。

この1年での地方へのお出ましは13回で、天皇陛下のご即位以降、最多となりました。
令和7年が戦後80年であったことから、天皇陛下と硫黄島(東京都小笠原村)、沖縄県、広島県、長崎県、東京都慰霊堂で戦没者を慰霊されたことを踏まえ、「今後とも永続的に平和を守っていくことの大切さを改めて深く心に刻む年になりました」と振り返られました。沖縄県、長崎県、都慰霊堂に愛子内親王殿下を伴われたことについても、「戦中・戦後に多くの人々が経験した悲惨な体験や苦労について、戦争を知らない世代が学び、後世に伝えていくことの大切さを感じました」とお気持ちを綴られました。

11月に初の海外公務を終えられた愛子内親王殿下については、「今年は初めて能登半島地震の被災地を訪れたり、防災推進国民大会への出席のために新潟県を訪問したりするなど、公務の幅も少しずつ広がり、一つ一つの公務に心を込めて取り組んでいます」とも記されました。
7月のモンゴル訪問では、抑留中に亡くなった日本人の慰霊碑をご訪問。「極寒の地で故郷を思いながら亡くなった方々の苦難や悲しみに思いを馳(は)せながら、花をお供えしました。そして、この慰霊碑がモンゴル赤十字社などの方々によってきれいに維持・管理されてきていることに、深い感謝の念を抱きました」と述べられました。






また、9月に成年式を終え、成年皇族となられた悠仁親王殿下について、「大学生活も楽しまれている御様子で、これからも充実した学生生活を送られ、成年皇族としても一歩一歩成長していかれることを楽しみにしています」と期待を示されました。
大阪万博や世界陸上、デフリンピックにお出ましになられたことについても触れられています。
