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『宮中 季節のお料理』より

第14回 重陽の節句のお料理
令和8年9月3日
 上皇・上皇后両陛下のご成婚60年を記念して、平成31年に出版された書籍『天皇・皇后両陛下ご成婚60年記念 宮中 季節のお料理』は、宮内庁の監修により、『皇室』編集部が編集を担当、宮中に伝わる四季折々のお料理や各種宮中行事に供されるお料理を初公開した画期的な一冊です。本書に掲載された、宮内庁大膳課(だいぜんか)による、王朝時代を彷彿させる古式ゆかしい儀式料理や、季節感あふれる美しい節句料理など、貴重な写真のなかからダイジェストで紹介していきます。

書籍については→https://www.fusosha.co.jp/books/detail/9784594081775


9月9日 ご夕餐 御所・お和室にて
重陽の節句節句料理


 9月9日は「重陽の節句」にあたります。この日、両陛下は御所のお和室に節句にちなんだ飾りものをしつらえてお祝いをされ、ご夕餐をとられます。
 ご夕餐は、数種類のお料理を曲げ輪っぱに盛り込んだ節句料理で、毎年献立が変わります。散らし寿司などの御飯ものと、日本酒に菊の花びらを浮かべた菊酒も供されます。

 お和室には、三色の「菊の被(き)せ綿」が飾られます。菊の被せ綿は、重陽の節句の行事で、前夜から菊の花に真綿を被せておき、翌朝、夜露と香りを含んだ真綿を顔に当てたり体を拭いたりして不老長寿を願ったものです。お飾りするのは、故事にちなんで作られた飾り物で、毎年献上されています。

前回はこちら→https://www.nihonbunka.or.jp/column/koushitsu/detail/100804




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